現地レポート

神島高校1年 桑畑 拓実
 

 727日 オーストラリアに着いた。シドニーからバスで2時間ぐらいでラサール・ユースキャンプに着いた。みんな人が良くて話しかけてくれた。ついて少したってみんなでバスケットボールをした。交流できたし仲良くもなれた。一番仲良かったのはトニーだった。日本語を教えた。ディナーは日本食だった。ちょっと嬉しかった。夜寝るときが一番寒かった。毛布の上に厚手の布団をかぶらないと寒くて寝れなかった。

 728日 英語がよく聞き取れるようになってきた。昼は歌を歌ったり話したりした。みんなの性格がよくわかった。フリータイムの時大野さんとビリヤードをした。後からトニーたちがきて一緒にビリヤードをした。夜は爬虫類公園に行った。ワニ科の動物が多かった。雨が少し降っていたので急いだ。急がずにもっと園内を見て回りたかった。オーストラリアの気候にも慣れてきたけど夜はやっぱり寒かった。

 7月29日 朝6時半にヨガをする予定だったけど僕と大野さんを浜田さんとトニーは寝過した。責任者のエマに謝ったら許してくれた。人が良かって助かった。昼は丘みたいなでふうせんをもって写真を撮った。昼食はFISHCHIPS(魚のフライとフライドポテト)だった。すごくおいしかった。昼は少し暑いので浜に足をつけることができた。ディナーは市長さんのパーティーだった。トノーはすごく切り替えのできる男だった。さすが19歳だ。ディナーに出てきたステーキはとても大きかったしごつかった。そして舞台で女のひとが歌っているのに合わせて踊った。特に大野さんはノリノリだった。帰ってトニーの日本の音楽を聞かせたらその曲を知っていたビックリした。

 730日 今日はラサール・ユースキャンプの最後の日。みんなと別れたくない気持ちでいっぱいだった。でも笑顔を絶やさなかった。朝から昼にかけてスピーチや発表があった。その時に今までに撮った写真がスクリーンで流された。その時は少し泣いた。昼からはワイルドライフパークと言うオーストラリアの動物やアボリジニーの暮らしが分かるところへ行った。はじめに案内の人が草をくれた。何かと思った。その草を水に濡らして手でこねると石鹸みたいに泡が立ったアボリジニーの人たちが使っていた石鹸らしい。つぎに森の中を歩くと岩にワラビーやエミューの絵が掘ってあった。どうやって掘ったのか不思議に思った。アボリジニーメイクもしてもらった。石を削っていると赤い絵の具みたいなものが出てきた。それを顔に塗った。見た目は赤だったが塗ったら赤茶色だった。みんなに似合っていると言われた。他にも人の手で作った洞窟なども見た。本当に不思議だった。その後は話をしたりおやつを食べたりした。

そして次のミューナベイキャンプ場に着いた。設備はいいけれど同年代の人がいなかった。小さい子は少し苦手。でも楽しいことは変わらない。 

 731日 今日はブーメラン、アーチェリー、アブセイル(急斜面を降りる)をした。ブーメランをしてアボリジニーの人々はブーメランで狩りができるとかすごいと思いました。アーチェリーはみんなは上手かったけど僕だけ下手だった。アブセイルは90度の壁をロープを使って降りるので危ないと思ったけどそんなに危なくなかった。楽しくて何回もした。次のキャンプ場は外食が少なく、ジャンクフードが多かった。

 8月1日 今日は朝から釣りに行った。僕は一匹しか釣れなかった。大野さんと浜田さんはすごく釣ってた。25センチ以上の大きさではないと持って帰れないので持って帰れなかった。オーストラリアのもその様な事が決められているのをはじめて知った。昼からは体育館でスポーツをした。バスケや野球をした。夜はウォーレンさんが来た。NORTH LAKES HIGH SCHOOLで日本語の教師をしているらしい。異国の言葉の教師をするなんてよっぽど苦労しただろうし大変だと思った。

 8月2日 今日は動物園に行った。コアラを触ることができた。さわり心地がよかった。他は主に鳥が多かった。すごくキレイな鳥がいた。それと、オーストラリアの自然災害でなぎ倒された木などがそのまま置いてある所があった。自然災害の怖さが改めてわかった。昼は浜に行った。浜風がきつかったし寒かった。そこでもFISHCHIPSを食べた。油物が多い生活だから胃がもたれてあまり食べられなかった。

 8月3日 今日は朝から海へ行って灯台に行った。灯台の中にすごく英語がなまっている人がいた。聞き取るのが難しかった。普通の英語と喋り方が違った。でもそのことより英語の間と間がくっつき過ぎていることが一番大きかった。その後はアボリジニーショップへ行った。ショップに行くだけでなくもっとアボリジニーのことを学びたかった。そのあとショッピングに行ったけど何も買わなかった。

ショッピングの後はペリカンフィーリングをした。目の前でペリカンが見れた。エサもあげることができた。貴重な体験ができてよかった。

 8月4日 今日の朝学校へ行った。名前は前も言ったけど名前はNORTH LAKES HIGH SCHOOL

中学校も一緒だった。中学生はものすごくしゃべりかけてきた。そして日本語を教えた。授業の内容は年賀状のことだった。書き方を教えてあげた。日本語を書くのにすごく苦労していた。すごく日本の事に興味を持っていた。何か嬉しかった。昼食はミートパイだった。すごくおいしかったので二つも食べた。昼か らはフリータイムだった。

 8月5日 今日の朝はスイングをした。高い所からロープにつかまってブランコみたいに振り回されるものだった。一見怖そうに見えたけどすごく楽しかった。男子3人は4回もした。昼はテニスとミニゴルフをした。そこでジョンという男性に会った。自分で「ジョンさん」と言っていたので僕らもそう呼んだ。ジョンさんは空手三段を取得しているらしい。剣道も知っていた。すごく日本に詳しい人だと思った。

 8月6日 今日はみんな昼まで寝た。ママも寝ていた。だからロッククライミングができなかった。昼からはカヌーをした。全然前に進まなかった。でも楽しかった。カヌーで湖を突き進んで行った。そして森みたいな所に着いた。見てみたら前に釣りをした所のすぐそばまで来ていた。キャンプ場と色々な所がつながっている事がわかった。なぜか感動した。夜はママの旦那さんのスティーブンさんのお母さんと犬のハリーが来た。スティーブンさんのお母さんはチョコケーキを持ってきてくれた。とてもおいしかった。スティーブンさんのお母さんはとても面白い人だった。ハリーも騒がしかったけど、風船を割ってびっくりするハリーはとてもおもしろかった。

 8月7日 今日は朝、乗馬をした。馬が思い通りに動かなかった。先頭が走るとついて行くみたいな感じで僕のいうことは全然聞かなかった。でも楽しかったし貴重な体験ができた。昼食はショッピングモールで食べた。モールの中には寿司屋もあった。そこで日本人も働いていた。なんだか懐かしかった。

そして男女別れて買い物をした。服はサイズがSでも大きかった。でもいい服がいっぱいあったし安かった。服は安かったけど日本のブランドの靴は高かった。CONVERSEの靴は日本の価格の二倍の値段だった。そしてオーストラリアにだけしかないチョコレート屋に行った。すごく変わった形のチョコレートがいっぱいあった。そのあともオーストラリアだけのキャンドル屋にも行った。すごく高級っぽかった。食品売り場でTim Tamを大量に買った。ショッピングではママを連れまわして疲れさせてしまった。そのことはすごく申し訳なく思った。

 8月8日今日はミューナベイのみんなとお別れ。そのことを考えると夜も眠れなかった。でもその夜に「お別れとか考えんと、精いっぱい楽しもう」と僕に言ってくれた。それで結構落ち着いた。感謝してます。 朝は片づけや掃除をした。10日間の思い出が詰まった部屋だった。そして昼からは違うショッピングモールへ行った。そこでも服やお土産を買った。夜は市長のウォーレンさんの家でバーベキューをした。そこでジョンさんと会った。感動の再会だった。すごく嬉しかった。ウォーレンさんはすごく日本好きの人だった。日本の人形やちょうちんも持っていたし和室に掘りごたつもあった。日本の匂いがした。和室に竹刀も置いていた。ウォーレンさんは剣道部の顧問をしているらしい。バーベキューが終わったら次のマークさんの家に移動した。向こうに着くとマークさんとローレンさんが迎えてくれた。そしてママと付き添いのジョンさんと別れることになった。寂しすぎて号泣してしまった。月曜日に会えるとわかっていても号泣した。「I miss you.」を連発した。別れ際にママが「さみしくなったら電話して。」と英語で言ってくれた。別れた瞬間に電話がしたくなった。ママとジョンさんと別れて泣いているとマークさんが「TakumiAre you play sports?」と聞いてくれた。それは慰めの意味もあったと思う。明日からはスマイリーに行こうと思った。でも帰国の事を考えると病んだ。

 8月9日 今日はマークさんの家での生活の一日目。オーストラリアは土曜日にスポーツをするのでボーリングに連れて行ってもらった。僕以外みんなうまかった。昼食はビーチで食べた。昼にマークさんが「We have a surprise!!」と言っていたので庭に行くとヘリコプターが来た。大きい庭や立派な家も持っている上にヘリまで持っているってすごい金持ちだと思った。すごくきれいだった。

 8月10日 今日は晩ごはんを作るので朝から食料品を買いに行った。晩ごはんはお好み焼きを作るので、キャベツ、小麦粉、豚肉、海老、生姜、卵を買った。昼ごはんはパンに野菜とローレンさんが買った海老をそのまま挟んで食べた。立ち食いだった。その後、すぐに天かすを作った。すごく地味な作業だった。休憩してからお好み焼きを作った。僕が分量を間違えたからキャベツが少なくなった。みなさん本当にすいません。それから映画を見に連れて行ってくれた。マンマミーヤを見た。英語が難しかったけど話はわかった。日本に帰りたくなくなってきた。みんなの前では笑顔絶やさないようにしようと決めたのに病んでいるのが顔に出てしまう。

 8月11日 今日はみんなとお別れ。ママとジョンさんも見送りに来てくれた。再開できた嬉しさと別れるさみしさで涙が出てきた。そして、バスの運転手の宮本さんと再会した。バスガイドの人ともすぐに仲良くなった。大野さんははじめからバスガイドさんの事を「ユカコちゃん」って言ってた。そしてオペラハウスに行った。オペラハウスは全部タイルでできていて反射しない素材でできていることを初めて知った。昼食は飲茶を食べた。オーストラリアなのに中華料理がとてもおいしかった。そしてオーストラリアのお土産屋のCOCOSに行った。中に日本人の店員がいた。商品をとてもわかりやすく説明してくれた。そしてディナーはシドニータワーに行った。上にレストランがあって夜景が360度の夜景が見れるように床が回っていた。すごくキレイだった。ホテルに到着した。すごく日本人が多かった。

この日の夜は落ち着いて寝れた。

 8月12日 帰国の日が来てしまった。でも最後の日ぐらい笑顔でいようと思った。

8時30分にホテルをチェックアウトした。そしてシドニー空港で検査などを済ませて宮本さんと別れた。少し買い物時間があったからお土産を買った。そして飛行機に乗り込んだ。日本人がいっぱいいた。小学生の子が回りに座っていた。なぜか仲良くなった。いろいろ言われた。

そして関空に着いた。すぐに汗が出てきた。そして田辺駅に着いて家族と会った。

また機会があればオーストラリアに行きたい。

 帰国して

日本に帰国して今も少し逆ホームシックです。逆ホームシックになるほど貴重な経験や楽しいことをやらせていただいた事を感謝しています。オリエンテーションでは一人孤立している僕は心配をかけたと思います。親にもオーストラリアでノイローゼになるんじゃないかと心配をかけました。

でも、6人ともみんないい人で仲良くしてくれたり協力することができました。本当に感謝しています。オーストラリアにホームステイに行くことは僕の小学生からの夢でした高校生の時に夢が叶いこんな体験をできるなんて僕はすごく恵まれていると思います。また、僕の為に計画を立ててくださったTIESのみなさんにはとても感謝しています。オーストラリアで面倒を見てくださった人々にも今すぐお礼を言いたいです。すこしモメた事もあったけどそれもいい思い出です。また22日に市長さんに会わせて頂いたことを本当に感謝しています。

このホームステイに関係してくださった人全員に感謝しています。

本当にありがとうございました。