オーストラリアと日本の違い

神島高校2年 下村 美樹



7月26日から8月12日まで私はホームステイのためオーストラリアに行きました。オーストラリアは見た目からでもわかるように、日本と違うところがたくさんありました。まずは環境。土地の大きさからして日本と全く違います。緑の多い和歌山県並に木々があり、生えている種類もほとんどがユーカリです。私もこんなにもたくさんユーカリがあるとは思いませんでした。日本にある木と違い、幹の部分の色が白くて綺麗でした。家の建て方も大きな土地を活かしての一階建てがほとんどで、レンガ造りの家も多かったです。周りにあるガードレールは木で作られていました。牧場の大きさも広くて数もたくさんありました。日本は水が豊かなせいかもしれませんがオーストラリアは水の節水を心掛ける場面がたくさんありました。何度かそういう呼びかけのステッカーやシャワーの使用時間を短くするように砂時計を渡されたこともありました。食器を洗うときも水ですすがず泡が付いたまま布巾で拭きました。しかし、ゴミの出し方は違い、あまり分別せずに油でさえもそのまま一つのゴミ箱に入れて捨てていました。日本とオーストラリアの二つの良さが合わさればもっと環境に良い事が出来るなと感じました。

  次に習慣も違う場面がいくつかありました。「モーニングティー」といって朝の10時ぐらいにお菓子や果物を少しつまむ、というのがありました。昼御飯はサンドウィッチ系が多く、全体的に日本食の様なサッパリとした物が少なく、揚げ物等の濃い食べ物が多くありました。味付けも濃かったです。お菓子の味もとにかく甘かったです。後、プライベートゾーンも大きく違いました。写真を撮るときも肩や腰に手を回すのは当たり前だし、人と話す時は近づいて目と目を絶対合わせて話します。買い物に行ったときもただ「いらっしゃいませ」だけではなく「元気?」や「どこから来たの?」ととても知り合いの様に話しかけてくれました。お金を支払ったときも「ありがとうございました」と目と目を絶対合わせて言ってくれました。普通にものを買ったときに比べて得したような気持ちになりました。お客さんも「ありがとう」と言い返していました。日本はどこか冷めている感じがするので、ここはオーストラリアや他の国を見習ってほしいなと思いました。
  しかし、全てが違うわけでもありませんでした。オーストラリアの学校は休憩時間の配分が違ったりしましたが制服の学校がほとんどらしいです。若い人たちも、私たちの様に雑誌を読んでファッションや恋愛ごとの話をしていました。他に日本も昔の文化を大切にしているように、オーストラリアの人たちもアボリジニ文化を大切にしていました。
  日本と違うところの方が多いですが、本当に基本的なところはあまりありませんでした。人と積極的に付き合う等、オーストラリアの良さを日本で活用していきたいです。