本国際理解講座は、アフリカシリーズ第2弾として9月26日(日)、市民
総合センターにて開催しました。講師の青年海外協力隊OGの堀口陽
子さん(ベナン共和国)と、教師海外研修OBの阪本貴弘さん(タンザニ
ア共和国)には、豊富な映像と資料を交え、派遣体験を熱く語っていた
だきました。
 お話しを伺うまでは、両国の位置さえ分からなかった未知の国でした
が随分と理解できたように思います。
堀口、阪本両氏から今現在にあ
る「世界の中での現実」について報告を受け、両国
共に、人々が厳しい
生活環境の下で暮らしている様子がよくわかりました。しかし、お二人
ともに強調されるのは、物がなくて貧しくとも、人々の心が大変豊かで
あること。
 日本では、安全な美味しい水がいつでもどこでも飲むことができ、教
育も受けられます。でも、私たちは、不足ばかりを問い、不服を言いな
がら暮らしてはいないでしょうか?本当の豊かさとは何なのだろう?
ベナンやタンザニアのことがわかるとともに、両国の現状を通して、日
本の今を考えることのできた1日となりました。